幻燈日記帳

認める・認めない

米は炊けるがキャラバンは進む



今日は恋人とうどんを食べにいった。
わたしは生醤油うどんを。
31日はいろいろ用事があるので行けないと思うので、
明日が最後の小川町まる金のうどんを食べれる日になる。
そういう理由からなにを食べるべきかずっと考えている。
もともと「釜玉うどんとは!?」と思って入店したのがきっかけだったので、
ずっと凝っていた生醤油うどんではなく、
初心に戻って最期を飾るべきなのではないか、という気になってきた。
でも勝負は大将にメニューを告げるまでわからない。
全部ちょうだい!なんていってしまいそうで怖いです。
その後、書店協会も真っ青の早売りでおなじみ、
高岡書店で「すみれファンファーレ」の3巻をどうしても買うんや!
と息巻いたのだが売り切れてしまっていて心が折れた。
もしかしたら…と思い新宿書店に足を運んでみたのだが、
3月末で閉店になっていた。俺の知ってる神保町が少しずつ変わっていく…
それにしてもこのあたり、うどん激戦区になりつつある気がしてならない。
訳あって秋葉原の書店を数軒回って雑誌を購入。
そのまま電車に乗り、西荻窪からバスに乗ろうと思っていたのだが、
「吉祥寺〜」というアナウンスで目が覚めるというベタな展開。
しかたないので別のバスを待ち、家に帰った。
あまりやれていなかった部屋の掃除をしたりしていたらこんな時間だ。
今は小沢健二さんのファーストを聴いている。
スピーカーで聴くのは随分と久しぶりで、
こういう音像だったかーと少し驚いている。
思っていた以上に低音が利いていたりとか。
小沢さんはリリース当時よく"LIFE"を聴いていた。
87年生まれの私がどうやってリアルタイムでこのアルバムにたどり着いたのかは、
今となっては思い出せないが、それほどポップな存在だったのだろう。
年齢を重ねるにつれてどうしても"LIFE"の世界観に着いていけなくなっていき、
大学に入る頃には"LIFE"はほとんどききかえさなくなっていた。
それでも"LIFE"以外のアルバムは飽きずに聴けている。
もしかして小さい時に"LIFE"はもう自分には必要ない、
というほどききこんでしまったのだろうか。
そういう音楽は自分のなかでいくつかあって、
チェッカーズの"絶対!チェッカーズ"の1曲目だったりする。
もう聴いたのなんて15年以上前なのにどういう音楽だったか鮮明に思い出せる。
それが良い事かどうかはわからないけど、
人の顔もまともに覚えられない、すぐ忘れてしまう僕が、
いったいどうしてそういうことは覚えていられるのだろうか。
方々に申し訳ない気持ちを持ちつつも今夜は寝ます。