幻燈日記帳

認める・認めない

踊れない靴・踊るための靴



9時に起きて10時に家を出るつもりが10時に起きた。
なんてこった。9時に目覚ましかけて、目が覚めたと思ったのに。
だったら私はどうして布団に居たんだ。
梅雨特有の部屋にこもった空気を感じながら絶望を浮かべる。
簡単に家を出る支度をして自転車に乗った。
雨降るんだろうな、絶対に降るぜ、なんていいながらペダルを漕ぐ。
あっという間に吉祥寺。駐輪場に停めようとすると、
駐輪場外に停まってる自転車に阻まれてとても不愉快な思いをした。
簡単な昼食を済ませて電車に乗った。行き先はジオラマブックス主宰の森邸。
「サイダーの庭」ありがたいことに好調で、
HMVにはまだまだ在庫ありそうだけれども、
それ以外は順調にバックオーダー来てるし、
足りなくなりそうだ、となり、決意の重版。
裏ジャケットの曲順が間違っているのを修正してもらったり、
ブックレットも数カ所いじってもらったデータが、
とても容量が多いので直接DVDで受け取ることに。
既に出勤している森さんからどうやってDVDを受け取るかというと、
自室のドアノブにかけておいてもらう、というもの。
森さんの家の前に着くとDVDと一緒にバナナが入っていた。スマートだわあ。
そのDVD(とバナナ)を持ち、プレス会社に向かう。
待合室でそいつをやっつけ、入稿。7月中頃あがりとのこと。
プレス会社からジャニスへ納品。
担当の方がいなく、寂しい気持ちでそのままレコ屋を数軒回った。
ニール・セダカのカムバック作や、ゲンスブールのLPを買ったりした。
途中、中野ロープウェイにほしいものの取り扱いがあるというので、
寄ってみたらなんと店が開いていなかった。ZAN-NEN。
そのままブロードウェイを徘徊。
C&A特集の別冊カドカワなどを購入。
吉祥寺へ行きココナッツディスクへまた納品。
ファースト・アルバムの『エス・オー・エス』を。
2010年にリリースしたやつです。
当然なんだけど、このアルバムがなかったら今はない。
そしてそれと同じぐらい重要だったのはココナッツディスク。
結果論ながらも売る場所、人、というのはとても大事なんだなあ、と痛感します。
フリッパーズに六本木のWAVEがあったように、
理解して売ってくれるお店というのは本当に大きい。
あの時は全部が偶然だったけど、どうも偶然には思えない。
そういうのも重なってるのか本当に好きなレコードです。
ストーリーもひみつもサイダーも大好きなんだけど、
エス・オー・エスはやっぱりちょっと特別です。
家に帰り食事を作ってくたくたになってしまった。
テレビの前で5分だけ落ちたら眠れなくなってしまい、
こうして日記を書いています。外は雨。明日も雨だろうか。
残した仕事を明日もします。