幻燈日記帳

スカート・澤部渡のせつないまいにち

歌より呪術



12月はきっと素晴らしい事ばかり。11月の中頃にひいてあらゆるタイプのやつを経験した風邪もすっかり治って、全方向に開けた新しい私で29歳を迎えるの。青写真ばかり青く、冴えないコンクリートのような空の下、病院へ向かった、と書こうと思ったのだが、その日は晴天だった。マンションの扉を開けると目に圧力を感じるほどの明るさだったのに記憶が灰色なのは、そういう気分だったということだろう。28歳にして喘息が少し酷くなってきた。小児喘息の記憶もほとんどなくなってしまって、せいぜい冬に運動するとひゅうひゅう言う程度だったのに、いろんな悪条件が重なったのか、ご無沙汰しています。聴診器を当てた医師が「うん!これは閉じてるね!」と嬉しそうにそうに言う。強めの薬を出してもらって少し落ち着くが落ち込んだ気分は医師の笑顔のようにはいかなかった。そもそもきっと医師も笑ってはいなかったのだろう。そういうムードというわけだ。
病院の帰り道、Big-Aポカリスエットの1.5lを購入。身近なところだとここが一番安いのだ。そう、いなげやより、SEIYUよりも、Big-Aの方が安いのだ。その更に帰り道、今の家からすぐの6月まで居た旧シェアハウスを覗いてみると、何やら工事が入っていた。外見はまるで変わらないのだけど、玄関の姿見は取り外され、大好きだった大きな靴箱も取り外されてしまっていた。どうやら壁紙なども剥がされているようで、大規模なリフォーム工事であることが伺えた。いつかあんな家にまた住みたい、いや、この家にいつか戻れるような日がくれば、なんて思っていたので、やっぱり少しさみしい。
新しいシングルが出たにも関わらず、今まで欠かしてこなかったお店を回ってInstagramにアップしたりすることをやっていないのはずっと風邪が長引いていたこともある。27日に具合が悪くなりそこから2日間は在宅で出来る締め切りと格闘はしていたものの、ほとんど寝潰してしまった。そのかいあってか、今は元気です。
「静かな夜がいい」はもう聴きましたか?