幻燈日記帳

認める・認めない

じゃまになったらいつでもください



ジオラマミュージックフェアついに終了。行きの車で森さんと黙りこみながらポール・マッカートニーのソロを聴きこんでしまうぐらい赤字に怯えていたが蓋を開けてみたら大入り。当日前日前々日でかなりの枚数のチケットが売れたみたいでサブ主催者的にはかなり肝を潰しましたがみんなが遅れていいってもいいかな、と思ってしまう長丁場のトップバッターと、みんなが疲れてもう帰ってもいいかな、と思ってしまう長丁場のトリ、それぞれ思ったよりも多くの方が見てくださって感謝しかねえっす。スカートのセットリストも良かった気がする。ぶっ壊れる直前のエフェクターはとてもいい音が出る、と曽我部恵一さんが何かのインタビューで言っていた気がする。アンプだったかな?でも誰かが電池が切れる直前のエフェクターはいい音がするんだ、と言っていてなるほど、となった覚えがある。そんな感じでいいライヴが出来たのか、はたまたくたびれて自分が正常な判断ができていないのかわからないけどなんか楽しい気分になりました。ライヴガンガンやりたい!みたいなスイッチが入ってしまったな。
スカートクルーで焼肉までキメてくたくたの帰り道、思わず眠気が全部吹き飛ぶような仕事のメールが来る。生きてればいいことある。
翌日は一日をドブに捨てる覚悟でひたすらだらけてトリプルファイヤーのワンマンを見た。差し入れどうしようかな〜他のバンドだったらふざけた差し入れ出来ないけどファイヤーだったらホールのケーキ持って行ってもいいかな〜とか悩んでいたけど結局ヨックモックのシガールに落ち着く。着いたらちょうど開演。吉田が「アルティメットパーティ」と上手く言えてない感じからすでに最高の夜の予感しかしなかった。「Bの芝生」の演奏、キレてて最高だったし、「カモン」は見るたびに更新されていく恐ろしいパフォーマンスだった。さて、これで東京インディー三銃士でクアトロワンマンをやっていないのはスカートだけになってしまった。とにかく焦らずやるだけだ。焦ってるけど。帰り道でTSUTAYAに寄ってDVDをいくつか借りて家に帰る。漫画コーナー見たけどやっぱり何もなく帰宅。
翌日は少し仕込みをして夜はうれしい鼎談。ソングライティングとは、音楽家とは、という話が軸にありつつ、思いがけず内容の濃いものになりそうです。12月中頃に公開予定とのこと。詳細もうちょっと待ってて。
その翌日が今日。姫乃たまさんのユニット、僕とジョルジュ完全再現ライヴのリハーサル。いつもスカートが使ってるリハーサルスタジオは中野サンプラザの地下にある。サンプラザではceroがライヴをやっている。いつかは誰か友達のバンドがこの上でライヴをやるんだろうか、なんて思っていたのは2007年頃。その何年か後に出会ったceroが今夜ライヴか〜見たかった、と思いながら優介が作った難曲を全員でヒーヒー言いながら、金子さんの曲は生演奏でやるなら、とアイデアを出しあいながら合わせてゆく。悲惨なリハーサルになるかと思ったらそうでもなく、妙な手応えに似た何かを覚え、楽器を積んでボーイと優介を各家まで送っていく。夜のドライブは一人でも誰かが居てもとても気分がいいものなのです。