幻燈日記帳

認める・認めない

続・在宅・月光密造の夜 Vol.1

ゴミ出し以外で家から出ずにゴールデンウィークが終わった。かくして燃えカスだった私は久しぶりの在宅ライヴを完遂した。タイトルは「続・在宅・月光密造の夜 Vol.1」。いい加減な建前だけを塗りたくっていって出来上がった違法建築みたいなタイトルは、この現状を表しているようで気に入っている。去年の3月以降、なかなかうまく気持ちが整理つかなくて、そうしている間に社会と私がどんどん離れていくような気持ちになり、こんなときになにやったらいいんだ、とうまいことやれなくなってしまったし、たまにライヴがあってもやればやるほど辛くなるんだけど、それでもやっぱりめちゃくちゃ楽しい、が折り重なっちゃってぶつかり合っちゃって毎回感情がぐちゃぐちゃになって終わるのが常だった。でも今回は(例えば5/22のnestのライヴにみんな来てね、って心のそこから言えないとか、そもそもなんでこうやって在宅でやらにゃならんのか、とか思って辛い気持ちにもなるんだけど)楽しい瞬間の方が勝った気がする。「ストーリー」でめためたにギター弾きすぎてチューニング狂ったり、アンコールでリクエストの「回想」をやろうとしたら歌いだしのメロディが思い出せなくなるという謎の現象も起きたけどそれこそ「ストーリー」とか「おれたちはしないよ」から「沈黙」の流れやってるときとか「遠い春」やってるときは純粋に楽しい、という気持ちが湧いてきた。このまま気持ちが開けていったらいいな。

 

選曲は過去4回の在宅ライヴの選曲とかぶらないようにしたいな〜っていうところから始まったけど、そうなると一見さんお断りになるし、やっててノらなさそうだったのでリズムボックスを使っていい感じになりそうな曲を8割、リズムボックス使わなくてもいいけどやっておきたい曲(「君がいるなら」とかね)を2割選んでそこから絞っていった。CR-68はテンポのつまみがめちゃくちゃシビアでちょっと触っただけでがつんとあがってしまうから、テンポを動かさずにパターンを変えるだけ、テンポを変えるのも終わりの方だけ、とか決めて(「CALL」を一曲目にしたい、というのがまずあったけど)曲順も組み立てていったので、最終的なセットリストがあまり見ないような感じのものになっていってなんだか面白かった。