幻燈日記帳

認める・認めない

ながれてない



トーベヤンソン・ニューヨークの4時間耐久リハーサルを経て、
翌日のためのレコードを選んでいた。
シェルターで行われるDUM-DUM office主宰のイヴェント、
「10年代のシティポップ」でDJをするためだ。
わたる子にはシティポップがわからぬ。
最近シティポップって言われること増えたけど、
板橋区は高島平出身(It's nearly 埼玉)の私は、
あまりいままで意識した事がなく、
シティポップシンパがこよなく愛するとされている、
フュージョンAORもまるで明るくない。
レコードラックを見渡せば驚くほどシティ感が薄い。
それならば、ということでいつもよりよくわからないレコードを選んでしまった。
踊れなくてもいいよね、ライヴハウスだし…ということで眠りに就いた。
(最近自分たちのやってることを、
シティポップって言われてイライラしてるバンドも多いと思いますが、
これはまた別の機会に話せたらと思います)


アラームが鳴る前に目がさめた。
追加のレコードを選んで果たして30分やりきれるか計算して段ボールに詰めた。
物販のCD、替えの弦などチェックをして家を出た。
喉が渇いたので途中の自販機でOLぶってジャワティー買って飲んだ。
こんな味だったっけな、と思いながらも喉かわいていたので一気にあおる。
するとどうだろう。なぜか気持ち悪くなってくるじゃありませんか。
私はたまに紅茶やコーヒー飲むとこうなる体質でして。
午後の紅茶のレモンティーは確実にそうなるから飲まないようにしていたのだけど、
まさかジャワティでもこんな事態に陥ってしまうとは。
脂汗をかきながらバスに乗って吉祥寺へ。そこから井の頭線に乗って下北沢へ。
新しい下北沢の駅、呪う人も多いけど荷物の多いバンドマンからしたら、
エスカレーターやエレベーターが設置されているので本当にうれしく思います。
着いて数枚レコードをチェックする。
オープン数分前からズージャーのレコードをかけて、
脂汗をかきながらやんわりとオープン、スタート。
かけた曲はtwitterにアップしてありますんで気になる方はそちらへ。
BOYISHとEAの間の時間はDJ+トーク
「最近おすすめの必殺の5枚を持ってきてください!
それに関して話していきましょう」と言われたので、
確かに最近よく聴いたり、最近買ったけどDJじゃ流せないな、
これは解説というか言い訳がいるな、というレコードを5枚持っていった。
RCサクセション/汚れた顔でこんにちは
タッド・ダメロン/フォンテーヌブロー
中田良弘/How many いい顔(阪神の当時の若手が歌うレコードから)
大和田りつこ/きこえるかしら(赤毛のアンのOP。作編曲は三善晃先生)
マーティン・ニューウェル/グッバイ・ドリーミング・フィールド
あたりを持っていったのだけど時間的に全然足りなくて、
DJの時間でかけようかと思ったけどかけられなかったKOJI1200とか、
ミツメとかトッド・ラングレンとかNRBQとかかけて、
最終的にはピンク・レディも飛び出し、
DJのときもかけた大貫妙子さんの"SUNSHOWER"を引っ張りだして、
「都会」をかけて無理矢理イベント名に繋げたのでした。
久しぶりにあったEAのマイカと終演後少し話したら、
「楽屋で聴いてて、わー、懐かしい、このサブカルっぽい感じ!」
と言われて血の涙を流しながらシェルターを飛び出しました。
サブカルサブカル…と呟きながら茶沢通りをひたすら歩きTHREEへ。
今日はバンドのライヴでもあったのです。
住所不定無職、スカート、KETTLES、どついたるねん。
まさに魅惑の組み合わせ。観に来れなかった人は悔しがるといいと思います。
スカートは本当にいろんな時期からセットを組みました。
最新曲から16歳くらいの頃に作った曲まで。
セットリストはtwitterにアップしてあるんで気になる方は見てみてください。
実家を出てからというものの、
ライヴのひとつひとつがいろんな意味で重要になってきている気がする。
生活面でも、今後の活動面でも。気を引き締めてやっていきたいっす。