幻燈日記帳

認める・認めない

朝がおまえを許さなくても



午前着指定の郵便が自宅に届いた。
タワーレコードの特典ポストカード。
発色もよく素敵な仕上がりです。2枚セット。
(6月1日には新宿タワーにて先行販売&インストアライヴです。
21時からなんでしっぽり飯でも食ってグッドミュージック聴こうぜ)
部屋で退屈な食事を摂り、外の様子を眺めながら自分の体調を自問する。
煩っていた副鼻腔炎はいい感じに治ってきた。もう再発しないでほしい。
同居人が箱で購入したいろはすスパークリングれもんをガブガブいく。
私が求めていたのはこの感じだ。素敵な炭酸飲料水!
部屋でとっかえひっかえCDを聴いた。先日買った漫画も読んだ。
枕元に転がる漫画は三島芳治さんの「レストー夫人」、
宮崎夏次系さんの「夢から覚めたあの子とはきっとうまく喋れない」、
ウラモトユウコさんの「かばんとりどり」「椿荘101号室」2巻、
冬目景さんの「イエスタデイをうたって」10巻、
山田参助さんの「あれよ星屑panpanyaさんの「蟹に誘われて」、
位置原光Zさんの「アナーキー・イン・ザ・JK」他もうちょっとある。
雑務に追われた日々でもうちょっと前に出た新刊も読めてなかったりする。
「大学卒業したら音楽聴かなくなった」っていう人も居たりするけど、
やっぱりそれは抗わなかったらそうなるのは自然なんだろうな、と最近実感する。
断固として抗いたい。
雑務をちょいちょいやっていたら家を出る時間をとっくに過ぎていた。
バウスでゆらゆら帝国のライヴ映像を爆音で見るというイベントに、
恋人に誘われて二つ返事でオーケーしたのだけど、
よく考えたら爆音は僕があまり得意ではない音楽への態度だった。
もともと耳があまり強くないので(すぐ耳がダメになる)、
日が近づくたびに憂鬱になっていた所、twitterで高城君が、
「身の危険を感じるほどの爆音」だったと書いていて更に落ち込んだ。
あまりに落ち込んでいる僕を見て恋人になんで行くなんて言ったんだと叱られてしまった。
とても単純に映画館のスクリーンでゆらゆら帝国が見たかっただけなんだ。
さまざまな葛藤があった後、部屋に耳栓が転がっていることを思い出した。
補聴器のメーカーが作った耳栓で、
スポンジの耳栓とは違って全体の音量を20db下げる効果があるそうだ。
バンドの練習の時につけようと思うと必ず忘れていたので、
試すのは今回がはじめてになった。
耳に突っ込むものなのでまったく音が劣化しないのは無理な話だけれども、
望む音量で見れたことが個人的にはうれしかった。
服はびりびり言ってるんだけどストレスのない音量!
終わった後に自分の耳が潰れていないことがいかに素晴らしいかを噛み締めた。
ココナッツディスクに少し顔を出して岩淵さんと熊谷くんと飯。
簡単な打ち合わせを済ませた。久しぶりにがっつり話すとたのしい。
でもひとつ自分の中でもう終わった話だと思っていたことが、
まったく終わっていなかったと聞かされて、
頭を冷ますのにとても時間がかかってしまった。
家に帰って少し落ち込んでいると同居人と運良くバカ話が出来て、
とても気持ちよく眠りに落ちることが出来た。
実家だったらあの気持ちをどうすればよかったんだろう。
日記を書くことはセラピーだが、それで追いつかないときもある。
あの時の気持ちはきっと追いつかないものだったはずだ。
今日は鈴木博文さんのスタジオにお邪魔する。
(6月7日には憧れの博文さんとツーマンライヴです。
弾き語りだけどベース、ユーフォニアム、トランペット、ガットギター+僕、
というレア編成の曲も数曲やる予定です。是非見に来てね。)
実は湾岸スタジオにお邪魔するのは2度目。ヤニが染みたあの部屋へ行くのが楽しみだ。