幻燈日記帳

認める・認めない

IOEYAOU



整体が功を奏したのか肩にあまり不安のない状態で福岡でのライヴを終えた。スカートはこういうバンドだからフェス(だけではなく野外のライヴ)には向かない、って勝手に思っていたけどやり方はいくらでもあるんだな、と実際にステージに立ってみてわかる。
福岡に着いてズボンの股が破けたことに気づいた。肥えた男のブルースが一番にじみ出るのが股なんだ。擦れて、薄くなり、終いには破け、棄てられてしまう。身に覚えのない何かに重なった。この日のためにサカゼンで買った明るいラルフ・ローレンのシャツと相まって(嗜むための)情けなさやら(嗜むための)悲しさやらを背に負ってポップを福岡の青空に響かせてきました。
「今後、細野さんと同じイベントに出ることはあるかもしれない。でもさ、打ち上げ会場に細野さんが居て、若いバンドマン(ヨギーとネバヤン)と飲んでいる訳だ。それをどうだい、我々は誰とも交わるわけでもなく、ただただ下品な会話に浸り、熱々の鉄板鍋が敷かれていた鍋敷きにトランプを繰っているじゃないか。このままでいい訳がないよ!!丁度若いバンドマン(角館くん)がトイレに立っている。僕らはそこにいくべきじゃないのか?(の結果がこの写真になりました https://twitter.com/hanitarou/status/866213424258179072)」
東京に戻ってきてすぐTJNYの会合。ボストンへ行った唐木さんが少しの間東京に居る、というのでみんなでシュラスコを食べる。「味がおいしい」「これをかけると味がしておいしい」「食べるとなくなっちゃう」など言語野に直接ダメージを食らう肉の味で最高でした。
調子がいい肩に追い打ちをかけるべく再び整体。買ったはいいけど履いていなかったLeeのジーンズを履いて向かう。カチカチ。肩や首はだいぶ良くなり、腰を重点的にやってもらった。バランスが取れた身体になり、街へ出ると普段のバランスの悪い歩き方にバランスの取れた身体が脳と引っ張りあい30分ほどぼんやりしてしまった。帰り道に御茶ノ水のユニオンに寄り何枚かCDとレコードを買う。レジのお姉さんに「いいTシャツ着てますね」。シャツの間から少しだけ覗く柄でイングリッシュ・セトゥルメントのTシャツだとわかるなんて…!「夏にはXTCのTシャツが入荷する予定です」というので「大きいサイズいれておいてくださいね!」と爽やかに退店。
今日もなんの仕事もできませんでしたけど、明日から俺は、仕事の、鬼になる!!!!