幻燈日記帳

認める・認めない

純情・純情・純情



京都に行っていた。ワンマン終わってしばらく滞在して、結果3泊4日だった。いろんな仕事が落ち着きつつある、つぎの仕事に向かうためには休息が必要だ、と長めの京都滞在でリラックスするつもりだったけど、結果オフ日は一日もなかった。でもどれも楽しかったから結果最高の京都滞在になった。何年か前、スカートで京都行った時にみんなで行った東福寺がとても良かったのでもう一度行きたいな、と地図を見てみると意外とすぐらしく、レンタサイクルを借りて鴨川沿いをひたすら南下した。鴨川沿いも桜はまだ咲いてたり咲いていなかったり。日差しは暖かいのに風はとても冷たい、そんな春の日だった。ほぼ思いつきで行動するのがとても好きだ、というのを改めて思う。そしてそのまま磔磔へ。自分のラジオの都合で本番は見に行けなかったけど平賀さち枝さんとホムカミのリハを観にいったのだけどとてもよかった。「白い光の朝に」「カントリー・ロード」はこれまでの人生の中でも特別な曲。何かの思い出とかに直接結びついていないもんだからすごい。「あの時ああだった」みたいな感じではなく、曲を聴く度にはじめて聴くかのようにどきどきする。


散髪を済ますと一気に春が駆け上ってくる。桜も咲いていた。上着なくてもいいぐらいの陽気になっていた。花粉は随分飛んでいた。それでもまだ春が来ていなかったのは髪を切っていなかったからだった、と気がついた。何回かあとのラジオの選曲テーマに「春」という回がある。その選曲をしていた頃はまだコートを着ていた気がする。今ならもうちょっと違う選曲になったろう、とシャーペンの「バインダー」を聴きながら車窓を流した。
池袋のココナッツディスク池袋店で買い物。どついたるねんの新譜、サンプルで頂いていたけど聴けば聴くほど心地よくなっちゃって製品を買う。他には中川くんがおすすめしていた公衆道徳。韓国の宅録ユニットの2015年の作品だそう。いま2曲目なんですけどちょっとすごい事になってるっす。あと中古でノエル・アクショテのカイリー・ミノーグカバー集「ソー・ラッキー」。これは当時、ブログで豊田道倫さんがこのアルバムのことを書いていてすぐジャニスに借りに行った。久しぶりに聴く。10年振りぐらいかも。当時よりも沁み入る。あの頃ぼくは二十歳で、豊田さんも三十台後半ぐらいだったはずだ。いろいろ考え込む。あとジョン・ピザレリポール・マッカートニーのカバー集をスッとつまむ。まだ聴けていないけどとても楽しみ。


多くの大人をやきもきさせながらようやく作曲作業を再開。がんばるっす。うす。