幻燈日記帳

認める・認めない

ビガップ太郎



エス・オー・エス』の臨時増版分が我が家に届いた。低価格を求めて今までとは違う業者にオーダー。1万円ぐらい値段が違った。はじめてのプレスなので仕上がりが不安だったので届いたCDをそのままプレイヤーにかける。通して聴くのはかなり久しぶりだ。「エス・オー・エス」は今だったらこうやらない、というアイデアがたくさん詰まっている。いつまで経っても自分の中では古くなれないアルバムになってしまった気がしていて、それはそれで少しさみしい。事務所でcero特集のユリイカ鈴木慶一さんが寄稿したコラムを今更読ませてもらって膝から崩れ落ちた後の確認作業だったので、自分のシャイネスはそういうことじゃないのかもしれない、でもいつも心にシャイネスがあって…だなんて考え出してまとまらなくなった。アルバムを聴き終えた時、8年も前のレコードなのに安心して聴けてしまうんだね。私の失望と輝ける私の未来が同じバナナの葉の上に盛り付けられ、それらを素手でいただかなければいけないような状況だと感じた。8年も前の事ぐらい「そんなレコードもありましたね」で済ませたいのに8年たったいまでも「一人でも多く聴いて欲しい〜」と思ってしまうスカートのファースト・アルバム『エス・オー・エス』をどうぞよろしく。


yes, mama ok?のリハーサル。リハに入る度に僕はyes, mama ok?の曲が本当に好きなんだな、としみじみ思う。いつか「The Charm of English Muffin」を書きたい。いつか「問と解」を書きたい。いつか「Q&A call 65000」を書きたい。いつか「Hurry Up!」を書きたい。いつか「days of heliotrope」を書きたい。