幻燈日記帳

認める・認めない

タム・タム

某日

ゴミ捨ての為にサンダルを履いて外に出た。昼の陽射しは暖かくても夜冷える、みたいなのが続いた結果、「早く春が来ないか」と真剣に考えてしまった。冬が好きだし、一瞬の気の迷いだった、と今なら思えるが、どうしてそう思ったのか。子供の頃に聴いたくるりの「東京」という曲で驚いたのはやっぱり「季節に敏感にいたい」というフレーズなのだけど、放っておいても過ぎていく、気がついたら季節が変わっていく無情さみたいなものを改めて考えた。

某日

御茶ノ水ディスクユニオンでBilly Nichollsという人の"Love Songs"というCDと目が合って購入。試聴をしてしまったことを後悔するぐらいいいアルバムだった。アルバムで一番好きだった曲はYouTubeにすらあがっていなかったけど。https://www.youtube.com/watch?v=uYZhwW07avE

某日

夕方、シングルの取材が一件。シングルで取材をしてくれるのは嬉しい。岡村詩野さんにやってもらったからきっといい記事になると思います。お楽しみに。喫茶店にそのまま残ってやいのやいのと話したのもなんともいえずよかった。

渋谷の街はいつも通りな気がする。人は多いけど、日曜日の夜ってもっと人居た気もする。マスクをしてない人が多いのはマスクが手に入らなかったからなのだろうか。確かにどこに行ってもマスクはない。マスク不足は1週間で解消されます、みたいなニュースも見た気がしたけどあれは気のせいだったのだろうか。TwitterのTLに出てくるのはコロナウイルスの話題ばかり。あとから振り返った1週間なんて大した時間の流れじゃないってわかっていても、この1週間、どんな対策が取られたか、どんなムードだったかは覚えておかなきゃいけない気がした。

電車の中で乙嫁語りの12巻を少しずつ読む。乙嫁語りはずっといいけど12巻はムードがとてもいい気がして静かな話でもワクワクしながらページをめくった。

仕事の山を超え、あとは降りるだけ、という感じになってきた。しっかり事故ない様に気をつけなければ。