幻燈日記帳

認める・認めない

今・今・今

某日

街裏ぴんくさんの単独を見に行く。毎度のことだけどすごすぎる。今回特に「人情噺」と題されたそれが自分の頭の隙間に入り込んで頭がすごいことになった。感動した。イマジネーションの隙間、というべきだろうか。「こんな情景、想像すらしたことなかった」となれる感動である。

帰り道に妻とつけ麺をすすっていたらビーチ・ボーイズの「ココモ」がかかりだした。ビーチ・ボーイズが1988年にリリースしたなんとも脳天気な曲。特別好きなはずじゃないのに、なぜか憎めず時々聴いてしまう、そういう曲だ。時代感を感じてもらいたいのでMV貼っておきます。

The Beach Boys - Kokomo (1988) - YouTube

つけ麺をすすっている際にまさかこの曲が流れる、なんてそれも今まで考えたことがなかったことだ。街裏ぴんくさんの単独が呼び寄せたこの上ない現実が今目の前に広がっている。ちょっと感動していると今度はジョン・レノンの「イマジン」が流れ出した。

Imagine - Remastered 2010 - song by John Lennon | Spotify

街裏ぴんくさんの単独を見終わったあと、つけ麺屋入って、つけ汁を浸し尽くしてしまってつけ汁の追加をオーダーした頃、イマジンが聴こえてきたら」なんて誰が考えるだろうか。以前入っていた(ブログを読んでいると自分の気持ちが守りきれない瞬間が増えてきて、今は退会してしまったのだ)ASKAさんのファンクラブ会員限定の日記で「現世は幻覚」だという話をしていて、「なるほど」と思ったけれども、今なら「そうかもしれない」と思える。「イマジン」が終わる頃、食事を終え、マーヴィン・ゲイの「ワッツ・ゴーイング・オン」のイントロに背中を押されながら店を出た。

What's Going On - song by Marvin Gaye | Spotify

 

某日

ある仕事のためにスタジオにメンバー集結。いつも使っているスタジオが空いていなかったのでビクターの302スタジオ。藤原さくらさんの録音以来だけど天井高いし最高。録音したのはこないだ2分20秒でガッツポーズした曲。シンプルな曲、というのもあったからか14時にはじめて17時前にはベーシックが録り終わってしまったので「これならもう1曲用意すればよかった」と悔やむ。ところが歌入れやらなんやらやったら23時を過ぎていた。

葛西さんに「街裏ぴんくさんのラジオ聴いたよ!すごかったね」と言われて嬉しくなる。本アカウント(skirt_oh_skirt)でお笑いの話してもあんまりにも反応ないから裏アカ(sawabe)でしかしなくなっちゃってたけど、本アカウントでしたツイートにこういうリアクションあると嬉しい。

2022年5月15日(日)20:00~20:55 | ラジオワールド「街裏ぴんくのもう離さないもん最終回スペシャル」 | TBSラジオ | radiko

 

某日

週末にある予定が入ったのでどうしても散髪する必要が出てきたため、慌ててシゲルさんに連絡をして髪を切ってもらうことになった。原宿のteteではなく、新しくオープンしたシゲルさんのお店で切ってもらう。お店は奥さんの経営する喫茶店と一緒になっていて、とても素敵なお店だった。お店でPredawnの新譜がかかっていて、それがとてもよかった。曲が素晴らしいのはもちろんだけど、楽曲としての総合的な佇まいの美しさ。以前一度対バンしただけだったのにマネージャーの安川さんが送ってくださっていたのにDLするだけして聴けていなかったので申し訳ないと同時に悔しい気持ちになる。こんな素晴らしいレコードをHDDに眠らせるだけ眠らせてしまっていたなんて。

伸びまくった髪を切ってもらったあと、車で新宿へ。タカシマヤに向かう。以前買ったピカタの森というところのプリンがあまりに美味しかったため、最終日にもう一度様子を見に行ったのだった。プリンは種類は減っていたものの無事購入。他にもいかめしなども購入し、タワレコPredawnの新譜、青野りえさんの新譜、tofubeatsの新譜を購入する。部屋でPredawnさんのCDをプレイヤーに入れて36分と表示されて思わず声が出る。内容はもちろん最高。

The Gaze - Album by Predawn | Spotify