幻燈日記帳

認める・認めない

しかばねカフェ

眠れないわけではないのだが、布団にはいったら冗談かと思われるくらいに即眠れるのが我が人生のいいところだったのに、なんか10分くらいぼんやりしてようやく眠れる、というのが数日続いてなんだか気持ち悪い。でもここ最近の情勢の不安がそういうところにまで侵食してきたんじゃないかなんて勘ぐってしてしまったりするから、私の立つその防波堤の眼下に広がる海の形状や匂い、水がどれぐらい汚いか、ということを考える。その時、私は浮き輪を持っているのか、救命衣を着れているのか、はたまた普段着のままなのか。

 

珍妙な仕事が入ってそれの下調べを一日かけてやっていた。ナイポレの次の収録の選曲テーマがそれとはまあ遠い世界の話なので同時でそちらもちょっとやったら頭がこんがらがってしまったのでおとなしく珍妙な仕事の方を優先させた。Apexもアプデがきて少しやったのだがなんかイマイチ燃えず。

 

児玉まりあ文学集成の3巻を読む。電車に乗っているシーンで「じゃあこのまま二人で逃げちゃおうか 行けるとこまで…」「この電車、相模大野止まりよ」というやり取りがあって泣けた。コロナ禍が始まったばかりの去年の4月の日記で「人気がないわけではない列車が踏切を過ぎたとき、その列車が新宿行きでなくてよかった、と思った。」と書いたことがあって(練習しよう - 幻燈日記帳)、あのムードに近い悲しさが滲んでいるような気がした。

 

 

Tonight You Belong To Me

作詞が進まないから、と日記を書いて、また作詞に戻ったら突然全部書き上がった。うん。一箇所メロディ優先するか詩を優先するか迷うけど寝たら全部解決してくれるよ、と眠りについた。目が覚めて、解決しているはずなどもちろんなく、とりあえず録音ボタンを押す。そしてメロディ優先、詩優先、フリー演技、フリー演技、といくつか録音していって、いつの間にか生まれていたメロディと詩のどちらも優先させる方法を取った。詩が決まって仮歌いれてスタッフとメンバーに送信。今回は感染症対策としてレコーディングの当日までリハスタとかに入って全体で合わさない方法を取ってみよう、となった。僕の弾き語りのデータを佐久間さんに送って……っていう具合でリレー形式で作る。どうなるかわからないけどやれることをやれる形でやるしかねえ〜〜〜〜

 

夜は唐揚げあげて胃にダメージ食らうまでたべた。翌日までひっぱる。もう若くない。

 

胃のダメージをどうにかこうにかごまかすが一日なにもやる気がおきない。2食つづけてうどんを煮て体を労った。そうこうしている間にコロナにまつわる状況が刻一刻と悪くなっていく。こうなるなんて誰だってわかりきってたんじゃないのか、本当にどうしてこうなっちゃったんだ、どうすればこうならなかったのか。どうすればこうならなかったのか!どうすればこうならなかったのか!!というのはコロナのことだけではなく、自分のこと、社会のこと、それぞれ最近よく考えることで、そのたびに大きな感情が胸に押し寄せる。

 

雁須磨子さんのロジックツリーが面白い。物語がセリフの中にギュッと凝縮されていて読むのにちょっと時間はかかるけどそのぶんドキドキする。かとおもえば下巻の147P(ノンブルついてないページだけど)の街の感じに揺さぶられる。

 

プリンスの新譜を聴いてて「すごいんだけどこれ英語わかったほうが絶対楽しいやつだな〜」とか思っていたら2019年に"I Feel For You"のデモがリリースされていたと気づく。もう最初から最後まで完璧すぎて気持ちがいくつあっても足りない。私の語彙ではこの興奮を言葉にすることができない。あまりの興奮に2007年にYMOのリメイク版の"RYDEEN"を買って以降買っていなかったけどデータで買った。とにかく何もかもが完璧。すごすぎる。あんまり書くとナイポレ(京都α-STATIONで持たせていただいているプログラム。毎週金曜夜8時だよ!)で喋ることなくなっちゃいそうだけどどれぐらい興奮したかも書き残したくて書いちゃう。

I Feel for You - Acoustic Demo - song by Prince | Spotify

 

佐久間さんの打ち込みのドラムが入ったトラックを受け取り、ボーイから何パターンかの提案を受け、ここはこうでそこはこういうのもいいじゃないかな〜と言ったところで(この段階でここまでおれの気分が入っちゃっていいのか……レコスタとかであーでもないこーでもない、の感じよりもっと独善的になってしまっているんじゃないか……)とか考え出してしまったが、一旦考えるのをやめた。

 

街へ出る。取り置きのもろもろを取りに行った。インターネットの暗澹たる雰囲気とは真逆で街は明るかった。子供のころのように何が現実かわからなくなっていく。目が回るような感覚だ。すべての気分にふたをしてユニオンに向かい取り置きを受け取る。Clairoの1stだ。ついでにいくつかのレコードとCDを買った。次の収録のナイポレの選曲テーマにあわせて持っていなかったものもちょっと買ったが、以前Sylvia55のにしのちなみさんと音楽の話をしていたときに教えてもらったPatience & PrudenceのCDが見つかったので購入。本屋に向かう途中、ムーミンのタピオカドリンク屋の前にあるベンチに座る女の子が向かいのセブンイレブンで買ったと思われるスモークタンを食べていた。なんだか知らない景色で私は何を見て何を思ったのかもう自信がない。あの景色はなんだったんだろう。ジュンク堂panpanyaさんの新刊、児玉まりあ文学集成の3巻を買う。家に一度帰り、車を出し、スーパーへ買い出し。指ちぎれるほど買い込んで当分また部屋から出なくていい日は出ないつもりだ。いつまでこうすりゃいいんだ。

 

部屋に帰ってPatience & Prudenceを聴いてみたらとにかく最高。以前に教えてもらったときはSpotifyとかで聴いて1曲目で最高すぎてすぐ止めてしまったのだった。だが今日はちがう!ずっと最高。一番長い曲で2分28秒。これじゃんこれじゃん、と嬉しくなっちゃう。

 

ぼんやりと何日か書き足し書き足ししてたら長くなっちゃった〜

さんさん太陽

タワレコから荷物が届いた。Clairoというアーティストの新譜。Twitterで誰かがツイートした絶賛する意見が、誰かのいいねで流れてきて、ほほう、と試しに聴いてみたのだがものすごいサウンドで極上だった。サブスクは試聴に留めることが多く、慌ててレコードを探したら、7月の頭ぐらいの頃はどこも売り切れで、タワレコが注文受け付けてくれたのでそれを待っていたのだ。改めてわくわくしながら針をおろす。やっぱり最高。どこかでBlossom Dearieの"Sings"を思い出しながら、もう何年も前に坂本慎太郎さんのソロアルバムを車で聴いてて佐久間さんが「すごいよね、まったくクラッシュ・シンバルが鳴らないんだよ」と言ってて目から鱗が落ちたあの日のことも思い出したりもした。そして出ていた旧譜を2枚ともオーダーした。

 

Sling - Album by Clairo | Spotify

 

作詞はあと2ブロックというところまで来た。これまではずっとノートに詩を書いてきたけど、ここ半年は作詞もPCでするようになった。「PCだと後戻りできないから」とずっとPCでやってこなかったからノート状に広げてひとつのファイルで表示しきれなくなったらもうひとつのファイルを立ち上げて、という具合でやっていく。味気ないけどやるしかない。締切はもうとっくに過ぎている。漫画を読みながら、どういう表現にするべきか、ということも考えていく。今日は雁須磨子さんのロジックツリーをちょっとずつ読み、あと1ブロック、というところまできた。

いきしち・ヌ

奇妙な夢と副反応の燃えさしの中で大してだるくもないのに「副反応だりぃ〜よ〜」のスタンスで一日を潰してしまった。痛みも引いてきて腕のだるさもほとんどないのに。これが33歳の夏かね。作詞は1行進んだ。でもいい1行だった。うん、いい1行だ。ナイポレの仕込みをしていく。ここ最近レコードで買った曲から、近々収録予定の選曲テーマに合わせてLPから盤起こしをしていった。データを作っていく過程で漫画を読んでいく。勝田文さんの「風太郎不戦日記」だ。昭和20年(1945年)の医学生の話。1巻の「この凄烈暗澹たる日本の運命を、両手にて支え、一切他事を思う余裕なきが、この正月の気分なり」というあたりで今の気分、そして少し昔の気分がなぜだかわーっと襲ってくる。漫画を通じて戦中の東京でも普通に大学が機能し、映画館では映画がかかり、演芸場でも公演が打たれていたことを知る。おれの毎日はどこへ向かおうとして、おれの毎日はどこへ向かっていて、おれのこれからはどこへ向かっているんだろう。

 

目覚ましで目を覚ます。妙な仕事が入ったので慌てて髪を切りに行った。予報は曇りのち雷だったがカンカン照り。右腕だけ陽に焼けたような気がしながら散髪。シゲルさんと話す。久しぶりに今日の自分はよく笑っていた気がして、ただその「わ〜今日の自分、よく笑ってるな〜」っていう俯瞰した目線に戸惑いもあった。原宿の方から車で帰る。都心に出るたびデパ地下で無茶していい、というルールで動いていて、いつもだったら帰り道直撃の伊勢丹なんだけど、原宿の方から回ったから高島屋にも行けるということがわかった。あれこれ見て回る。デパ地下はもとから大好きだったけど去年の9月、ライヴの前に寄った日本橋三越の美しさを目の当たりにしてから取り憑かれたような気がする。日本全国の銘菓のコーナーを見て、まだライヴで行けていない街に思いを馳せ、かつてよく行った街を思い出す。京都フェア開催中でイノダコーヒーやさいき家なんかが出店していた。ああ、おれの京都。家に居ても大してお金つかわないもんな〜、こういうときに気分をアゲるためにおいしいもの買おう〜っていう態度であれこれ放り込んでいく。気持ちは確かにぶちアガり、晴れやかだ。しかしだんだんわかってきた。これ続けていると破産する。

部屋に戻り、シャワーを浴びしばらくぐったりとする。昨日より今日の方がぼんやりしている。これは副反応ではないかもしれないが、なんともいえないダルさである。

窓枠・枠

ワクチン二日目でぼんやりしているため、昼間はテレビを見て過ごし、夜が来る前に昼寝をした。その間、久しぶりに奇妙な夢を見た。M-1に出場するという夢だった。これがものすごく変なのだけどものすごくリアルな夢で、夢の中で何度もこれは夢だろう、ちょっと前まで7月だったはずなのにもう年末なの!?なんで!?とか、真っ白なネタ帳を前にして「どうしてこうなった……」と思うのだけど、夢から醒めない。夢のなかで私はM-1ファイナリストとして密着取材を受け、中学からの同級生である松本くんも合わせて取材を受けたりしていた。ところが私には漫才の相方がいなく、ピンネタで出場するようだった。出番をまつ楽屋でダイアンのユースケさんがものすごく親身にネタの相談を受けてくれたのだが、暗転板付きというM-1らしからぬはじまり方をして、本番でどんなネタをやれたか、ということは全く記憶になかった。プレイバックの映像で自分が寿司を食ってる自分が見えて「えっ、こういうネタやったの!?」と驚き、審査員からの評価も上々。「2本目のネタなんてないよ……どうしよう……」と泣きそうになっていると結果は4位。胸をなでおろして帰路につくのだった。渋谷のアローパーキングみたいな電車の駅を抜けて、今日あったことを反芻する。暗転板付きで寿司食うネタは世間からめちゃくちゃ叩かれまくっていて、バーガンディ色の電車は私を乗せて西の方にある自宅に向かっていた。するとM-1のオフィシャルサイトを見てみると私が出場するはずだったのが本来だったらトリオだったということを知る。確かに私の名前はそこにあるのだが、他の2人はまったく知らない人で、トリオ名で検索したら知り合いの漫画家が立ち上げたサークルの名前だということがわかった。だけれども芸人としての人生が始まってしまったのだから、仕方ない、受け入れてやっていくしかない……というところで目が醒めた。あまり夢を覚えていないことのほうが多いタイプなので時々こういうどでかい夢を見ると不思議な気持ちになる。多分「未来人サイジョー」の影響を受けた夢だった。パラレルワールドに迷い込んだ、という気がして、音楽でうだつがあがらずお笑い芸人になっている世界線もあったかもしれない。

ふふりりここののかかげげ

布団を干して数日は随分と心地よく眠れていたが再びひどい鼻水とくしゃみで目が覚めた。8時台の朝の空気を噛みしめるようにインスタントのそばを食べる。夕べから読み始めたいましろたかしさんの「未来人サイジョー」を一気に読んだ。「タイムスリップして」「現代の漫画のネタをもとに生きようとする」というあるっちゃあるネタにいましろ節が色濃くにじみ、なんとも言えない旨味を感じた。最高。

 

シャワーを浴び、1軍の下着をすべて着尽くしてしまったことに気がついた。衣類ケースをあさり、うすうすになったみっともない下着を履いた。なにかエロい展開にならないことを祈りながら車に乗り込んだ。いつもより15分早く出る。オリンピックの交通規制で遅刻したらかなわん。ところが街はいつも通り。感染者がぐんぐん増えても諦めているようにも見えた。今日の目的地はポニーキャニオン。職域接種の対象となり、2度目のワクチンを受けるためだ。15分早く着いてしまったので少し会場の前で待つ。早く打ちたくてわくわくしているみたいに見えたら少し嫌だな。エレベーターホールで橋本さん、守谷さんに会う。橋本さんは夕方、守谷さんはこれからの接種だという。前回は注射を打つ時にちょっと痛みがあったけど今回はまったくなくて(打ってないのでは……)と思ってしまうほどだった。経過観察の時間、守谷さんと今後のことをすこし話す。今やってる仕事のこと。来たるべきニュー・リリースについて。1度目のワクチンを打っているからか気楽になったもんで「最近は調子いいですよ」なんて言えるようになった。「ライヴはしばらく休ませてくれ」(ふりこのかげ - 幻燈日記帳)と言ったのがよかったのか、新しいギターを買ったのがよかったのか、単純に時間が経っただけなのか、わからない。

 

経過観察も無事に終わって家に帰る。途中で新宿の紀伊国屋に寄って漫画を買い込んだ。「未来人サイジョー」を読んでもっと漫画読みて〜となり、こないだジュンク堂に行った時に買えなかった漫画などを中心に買っていく。方便くんが薦めていた雁須磨子さんの「ロジックツリー」、友人が薦めてくれた相原瑛人さんの「ニューノーマル」、ゲームやってる時に佐久間さんが話していた大山海さんの「奈良へ」。そして伊勢丹の地下でお惣菜でも買って帰ろう、と移動している時に、あっ!店長(西尾雄太さん)がSNSにあげてたマリコ・タマキさん作、ジリアン・タマキさん画の「ディス・ワン・サマー」買ってないじゃん!と気づいて戻った。ところがコミックフロアーのありそうなところを見ても見つからなく、店員さんに訊くことに。するとどうやらコミックフロアーにはなく本館の方の2階と6階になら在庫がある、とのことだったので取り置いてもらった。カウンターのところに積んであった「マリーマリーマリー」が最高だった勝田文さんの「風太郎不戦日記」が目に入り、そちらも購入。こいつは景気がいいぜ。

 

夕方に家について洗濯をする。怠惰から溜まりに溜まった一週間分の洗濯物をランドリーに突っ込んで買ってきたお惣菜をつついた。乾燥まで終え、夜の9時には眠くなってしまった。腕の違和感を抱えて布団に入ったが、3時には目が覚めてしまった。矢島さんと話してからというもの、フィッシュマンズを聴きたい熱がまたあがってきたのでフィッシュマンズを聴きながらApexをはじめ、途中で空気階段の踊り場に変えたりしながら2時間ほどやり、一度ゴールドのⅠまでいったのに負けまくってゴールドのⅡに落ちたのをゴールドのⅠに戻ることが出来た。5時あたりになりまったくマッチングしなくなりやめる。プラチナいってみて〜〜〜〜

and i dig it

自転車で吉祥寺まで向かう。最近は吉祥寺ですら車で行くことが多かったから、体を動かした分なのかなんだか気持ちが少し軽くなった。少し自転車を走らせて気がついたのだけど、走っていた道はいつもココナッツに向かうために通っていた裏道じゃなかった。車で通ることの多い道をなぞってしまっていたため、吉祥寺の喧騒が近くなるに連れ、改めてこの1年ちょっとの時間を痛感する。元通りになる、だなんて甘いことは最初から考えていなかったけど、元通りにするための選択肢すら、忘れてしまうのかもしれない。ココナッツに到着する。買い物袋を持った青年が外観を撮影していた。買い物袋から覗いていたレコードは銀杏BOYZだった。店に入り、新入荷を中心に見ていく。HARCOさんの「シンクロの世界」を久しぶりに聴きたくなって購入。スピーカーから自分のためではない音楽がかかっている、というのが本当に嬉しくなって小躍りしていたような気がする。でもこの気持ち、わかっておくれよ。そうこうして取り置きしていた岡村ちゃんの7インチと冗談伯爵のLPを受け取り、矢島さんと少し話す。「前にツイッターにあげてたカールトン・アンド・ザ・シューズのファーストって売れちゃいました?」なんて話からフィッシュマンズの映画のことについて。ミュージシャンとしてはフィッシュマンズというバンドにどのように1998年の12月28日という日が訪れ、2019年の2月19日を迎えたのかと言う部分を見るので精一杯だったので、矢島さんの目線でこう思った、ああ思った、っていうポジティヴな話が出来てまたあの映画の見方が変わったし、フィッシュマンズというバンドの聴き方もまた少し変わるのだろう。そして私の気持ちもまたちょっと晴れる。そして何枚かレコードを教えてもらってココナッツを出た。

 

HMVに向かい、Sketch Showのアナログを3枚全部と吉田哲人さんの7インチを買う。人生夏休み。そう言い聞かせた。いつまでもこうじゃないぞ、と釘を刺す。素晴らしいめぐり合わせでこうなっているんだ。顔なじみの店員さんとも少し言葉を交わす。吉田哲人さんが少し前に来ていたらしくこの手のタイミングには自信があったのでタイミングが悪かったぜ〜なんて心の中で悔しがった。会計が終わった時にスタンプカードがいっぱいになった。そうして新しいカードに切り替わったときにポイントカードのシステムが変わったと気づいた。もともとは有効期限1年、税抜2000円につき1ポイント。10ポイント貯めると500円引き、20ポイントで1200円引き、30ポイントで2000円引きだったのが、有効期限1年は変わらず、税抜2000円につき1ポイントという点も変わらず、15ポイントで500円引き、30ポイントで1000円引きになっているのに気がついた。だからなんだ、っていう話なんですけど、一応残しておくべきだ、と思い日記に残す。

 

昼過ぎに家を出て、冬ならもう暗くなってる時間なのに夕暮れにもまだ足りないような明るさの中、自転車を漕いだ。帰り道もかつて使っていた道ではないところに出てしまった。

 

部屋に帰って"AUDIO SPONGE"をターンテーブルに載せて感動する。改めて内容がめっちゃいいし、なによりA面1曲目が"Turn Turn"、B面1曲目が"Wilson"、C面1曲目が"Gokigen Ikaga 1.2.3"、D面1曲目が"Turn Down Day"っていうのヤバすぎ。CD以降の作品がレコードになって妙な曲順になっちゃうことって数多あったけど、こういう形で音楽の神が微笑むことってあるんだ、ってものすごく感動した。